2011年12月25日日曜日

鉄コブ



鉄コブちゃん(^_-)-☆

今日の改修現場で登場した配管内の鉄コブ

管内を半分以上浸食している

継手部はそれ以上

(;一_一)

給湯管に使用されていたもので

時代的に平成元年~5年位の物件に多い・・・・・

何故かって?

実は当時主流だった継手に秘密・・・・と言うか原因が

ありまして・・・・・

ま~当時はそれしか無かったんだから仕方無いんだけど

ちなみに我が家の実家もそうでして・・・(;一_一)



継手内外面に粉体エポキシ樹脂をコーティングしていて

(外観は鼠色に塗られた鋼管用継手)



耐食性に優れていると言われ発売された物なんだけど・・・

いざ塗装が剥がれるとそこから錆が発生・・・侵攻が早い

(;一_一)

って事で、管内にコブを作り、流れを悪くし、ストレーナーに詰まる

最近この様な物件が多発しています。

しかもコレを給湯管に使うと画像の様な最悪の状態に・・・

もともと、給水用の継手ですからね~(ToT)/~~~

知らない職人は使っちゃうんだよね~(;一_一)

建物もその時代時代で使われる材料も変化しています。

今使っている部材も10年・20年後に何か不都合が発生する

かも知れません。

当時はよりによってアフターを考えずに何でもかんでも壁内や

コンクリ内い埋め込んで施行されているのが殆ど(;一_一)

改修・修理代が非常に高額になっちゃうんだよ!

時代が良いと後の事なんて考えないんだろうね・・・?



やはり今の時代は設備機器・配管は10年後等に交換可能なように

アフターを考えて施行するのが良い施行ではないでしょうか?

(^_-)-☆

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2 件のコメント:

ベンカン・ジャパン さんのコメント...

温泉街だと、硫黄で外部から腐食なんてこともあるんじゃないですか?
以前、温泉ホテルの改修現場に入ったら、砲金のバルブが、ビックリするくらいボロボロになってました。

Unknown さんのコメント...

まさか大手メーカーさんが見て下さっているとはm(__)m有難う御座います。 この事象は温泉街に関わらず発生していますので、現場サイドの意見としては、やはり塗装の剥離から錆に繋がるケースが多いようです。また、御指摘のありました硫黄等での腐食ですが、ハッキリ言って温泉にはどんな金属を使っても痛みます。最終的には樹脂になるんですよ。色々な経験からして60度より低温の温泉には普通塩ビが一番無難なんです。耐熱塩ビは恐らくもう使わないですね・・・径年劣化でもろ過ぎです。